令和2年度 第3学期 始業式あいさつ
あけましておめでとうございます。今年のお正月は、どうでしたか?今年は、2021年で、令和3年です。そして今年は、うし年です。うし年というのは、どのようにいわれているのでしょうか。校長先生が調べたところによると、やはり、うしなので、歩みがゆっくりなので、先を急がず一歩一歩、着実に物事を進めることが大切な年だそうです。また、2番目の干支なので、ねずみ年にまいた種が芽を出して成長するときだから、まだ結果を求めず、基礎をこつこつ作っていく年だそうですよ。校長先生は、今年ずっと「自信を持って活躍しよう」と話してきましたので、笠縫東小のみんなが一人ひとり、自分の目標に向かって成長してほしいという気持ちと、学校全体としては、ホップステップジャンプの次の「大ジャンプ」へと大きく羽ばたいてほしいという気持ちの両方の願いがあります。
ところで、お正月ということで、こんな話をします。「エーアイ」って知ってますか。人工知能のことを指します。近年、コンピュータが自ら学習していく人工知能の開発がものすごく進んでいるそうです。みんなは、大きくなったらこんな仕事をしたいなと思っている職業があると思いますが、みんなが大きくなったころには日本では、多くの仕事がなくなっている。そういう仕事はAIが発達してロボットがやっているというんです。困りましたね。どうしますか。自動車も自動で運転できるようになるし、工場で製品を組み立てたり、検査するのもロボットがしてしまうし、スーパーの店員さんもロボットがする、無人化されるということです。いい世の中になるような、悪くなるような、心配ですね。そこで、人間がロボットに負けてしまうんじゃないかと、ロボットを敵のように考える人も出てきているようですが、校長先生は、いろいろ調べて、そういうように考えるのではなく、うまく利用する、共存することが大事だと考えるようになりました。こういうところはロボットに任せ、こういうところはほんものの人間がやらなければというように。でも、そのためには、人が人としてロボットに負けない「考える力」をつけておかなければならないなとも思っています。厳しいことですが、心して小学校のうちから勉強しておきましょう。そうやって調べていくと、お年寄りが一人で住んでいるおうちにロボットがいると、健康をチェックしてくれたり、話し相手になってくれたりと良い面もいっぱいあることがわかってきました。ロボット(人工知能)ともやさしく接していかなければならないんですね。こういうことについての本も図書室にもいっぱいありますので、興味があったら、3学期の休み時間に図書室で調べてみて下さい。
さて、今日から3学期が始まります。2学期の初めは、長い2学期と言いましたが、3学期は本当に短いです。あっというまです。でも、4月からの1つ上の学年になった自分を想像しながら、生活していってほしいです。学習していってほしいのです。
6年生:卒業に向けて総仕上げでもあると思いますし、良き伝統を後輩に引き継いでください。残り少ないクラスや学年の先生との時間を大事にしていって下さい。
5年生:6年生の卒業をお手伝いする仕事がどんどん増えると思いますが、頑張ってください。担任の先生のいわれることをしっかり聞き、きちっと行動できているか見ています。
4年生:次は高学年になる、委員会も始まる。自分は笠縫東小に対してどういうことができる高学年になるのか考えてください。
3年生:4年生になったらクラブ活動も始まるし、何でも先生に聞いてはいられない。半分に分ければ上学年の仲間入りと思って3ヶ月を頑張って下さい。
2年生:少し体が大きくなった中学年の仲間入りした自分を想像して下さい。ちょっとおしあいっこしてもけがにつながるし、悪い言葉遣いをしていたらかっこわるいですよ。
1年生:新しく入ってくる1年生を見てからでは遅いですよ。少し早めにお兄さんお姉さんの準備をして下さいね。みんなを見ていますよ。頑張ってください。3月の3学期終業式の日に、とってもよかった3学期だったねと言いあえることを願って、校長先生のお話を終わります。
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